すずめの観測日誌
天然でも電波でもないナニかの日常と思考回路
「未来福音」TOCfE Advent Calendar 2015(13日目)
- 2015/12/13 (Sun) |
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このエントリーは、TOCfE Advent Calendar 2015の13日目の記事です。
昨日のエントリーは、Eijiさんによる「目的と目標について」のお話でした。
こんにちは、こんばんは、次の週末の【東京開催】日常系非日常TOCfE ~日常の中でちょこっとやってみたこと言う会~の発表も詰めないと行けないし、やること多くてわたわたしてる メイド長こと大和 です。
今日のタイトル「未来福音」を見てピンと来た人はいますか?ピンと来た人おめでとうございます。その通り「空の境界 〜未来福音〜」の話をします。今回は「空の境界」という作品のネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な人はこの作品に触れてから読んで下さいd(^-^)ネ!
「空の境界 〜未来福音〜」は、奈須きのこ氏が書いた「空の境界」という小説の外伝小説です。本編を読まずに「未来福音」読むと登場人物の背景がわかりづらい場合があるのでご注意ください。※アニメ化もされてます。
前振りはこれくらいにして。
「未来福音」は、未来を映像として見てしまう力「未来視」という能力を持った二人の人物を中心に物語られます。この二人は「未来視」という力を持つが故に未来に希望を持っていません。悲劇的な未来を見たとき、その悲劇的な未来に悲しみ、その悲劇が訪れたときに再び悲しむ。望む未来を見たときも、見えてしまった以上は確定した未来でしかなく、確定した未来への道筋に従って生きています。
実はこの二人、広義では「未来視」というカテゴリーで括られますが、違う仕組みで未来を見ています。
・一人は「予測」と呼ばれる仕組み
・一人は「測定」と呼ばれる仕組み
仕組みの違いから、それぞれに異なる事件が訪れ、事件を切っ掛けに自分の為の未来を掴んでいきます。
☆予測
「予測」とはどんな仕組みなのか。"無意識レベルで単純に記憶力が良いだけ"と説明されてます。
記憶力が良いことが何故未来を視ることにつながるのか?その理由はシンプルです。
例えば
嫌な事があったり言われると瞼が動く人がいたとします。
注意深い人であれば「嫌なんだな」と終わるかもしれません。ですが予測の人は記憶力が並ではありません。瞼の動きの違いや嫌な事の微妙な違い、他の部位の動きや発言のトーンや雰囲気を記憶しています。それらの記憶の部品をつなぎ合わせ結果を予測し映像として想像します。
この予測の精度が常人にくらべ圧倒的に高く、さらに無意識に行ってる。常人からみたら超能力にみえる。それが「予測」という「未来視」の力です。
☆測定
「測定」は「望む未来を視る(登場人物の右目)」と「その未来へ至るために今すべきことを視る(同左目)」と説明されてます。
こちらの方が超能力ぽく聞こえますね。ただこれは「右目が望む未来を…」と表現するからであって、現実の成功者エピソードを読み聞きすると成功譚としてよく見かけるのでは無いでしょうか?
例えばアラン・ケイの暫定ダイナブックや、アラン・ケイに触れたビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズとかね。ビジネスの話ではなくても、アスリートが言う「成功をイメージする」というのも同様かと思います。この場合は「成功をイメージする」という言葉が先行してしまい「その未来へ至るために今すべきことを視る(考える)」の話が忘れがちな印象があります。
ここまで読んで何か気づきましたか?TOCfEやTOC思考プロセス(TOC-TP)を学んだことがある人は気づいたと思います(てゆーか信じたい)。「予測」はブランチ(TOC-TPのFRT/NBr)、「測定」はアンビシャスターゲットツリー(TOC-TPのPRT)の話なんです(TrTはどっちなんだろ??)。「未来視」を持つ人や偉人が無意識に身につけている力を常人にも使えるように高見から引きずり下ろすのがこれらのツールなんです。
常人には彼らほどの精度は難しいと思います。難しいから常人なんですしね。でもツール化したことで、他者の知恵/知見を借りやすくなっているんですよ。自分の記憶に他者の記憶を加え、自分が視たい未来と未来のために必要な事を他者からフィードバックをもらうことでより明確にする。三人寄れば文殊の知恵ってやつです。常人なら常人らしく常人の力で高見の力テクニックを手に入れてみましょう。
さてさて「未来福音」にはそれぞれの「未来視」持ちが出てくるように、「予測」的に考えることが得意な人、「測定」的に考えることが得意な人がいると思います。この記事を読んでいるあなたはどちらが得意ですか?もちろんどっちもできると言う人もいるでしょうし、どっちも苦手という人もいると思います。
さらに言うと、仕事/学校では「測定」的に考えることができるけど、家庭では「測定」的に考えることができない、なんて人もいると思います。人は場面によって得意なことや性格が変わるんです。もちろん変わらないこともありますよ。どんな場面で何が得意で不得意なのかを踏まえ、得意の伸ばし不得意を補って、魔法や超能力のようなものを、常人でもできる単なる技法として身につけてみませんか?
最後に
最後まで読んで頂いてありがとうございます。とりあえず書きたいことを書いてみました。「未来福音」を読んだときからどこかで言いたいなと思っていたことがやっと公開できました。「何書いてんの」と思う方もいるとは思いますが、うるせー、私は書きたいことを書くんだよ!!です。
また、こんな感じで趣味趣向を交えた記事が書けたらいいなと思います。
恒例の告知
偉人超人の素晴らしい話では無く、常人の常人による常人のためのTOCfE発表会が次の週末12月19日(土)に、非日常的な場所で開催されます。
偉人超人の素晴らしい話はどこでも聞けるし読めますよね。あえて常人たちの話を聞いてみませんか?
【東京開催】日常系非日常TOCfE ~日常の中でちょこっとやってみたこと言う会~
あなたの参加をお待ちしてます。
次回予告
明日の TOCfE Advent Calendar 2015 14日目は、ふなっしーすなっしーさんです。
アンビシャスターゲットツリーを描いて実践したリアルなお話。
追伸: 私は鮮花派です。未来福音での浅上藤乃も好きです。
昨日のエントリーは、Eijiさんによる「目的と目標について」のお話でした。
こんにちは、こんばんは、次の週末の【東京開催】日常系非日常TOCfE ~日常の中でちょこっとやってみたこと言う会~の発表も詰めないと行けないし、やること多くてわたわたしてる メイド長こと大和 です。
今日のタイトル「未来福音」を見てピンと来た人はいますか?ピンと来た人おめでとうございます。その通り「空の境界 〜未来福音〜」の話をします。今回は「空の境界」という作品のネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な人はこの作品に触れてから読んで下さいd(^-^)ネ!
「空の境界 〜未来福音〜」は、奈須きのこ氏が書いた「空の境界」という小説の外伝小説です。本編を読まずに「未来福音」読むと登場人物の背景がわかりづらい場合があるのでご注意ください。※アニメ化もされてます。
前振りはこれくらいにして。
「未来福音」は、未来を映像として見てしまう力「未来視」という能力を持った二人の人物を中心に物語られます。この二人は「未来視」という力を持つが故に未来に希望を持っていません。悲劇的な未来を見たとき、その悲劇的な未来に悲しみ、その悲劇が訪れたときに再び悲しむ。望む未来を見たときも、見えてしまった以上は確定した未来でしかなく、確定した未来への道筋に従って生きています。
実はこの二人、広義では「未来視」というカテゴリーで括られますが、違う仕組みで未来を見ています。
・一人は「予測」と呼ばれる仕組み
・一人は「測定」と呼ばれる仕組み
仕組みの違いから、それぞれに異なる事件が訪れ、事件を切っ掛けに自分の為の未来を掴んでいきます。
☆予測
「予測」とはどんな仕組みなのか。"無意識レベルで単純に記憶力が良いだけ"と説明されてます。
記憶力が良いことが何故未来を視ることにつながるのか?その理由はシンプルです。
例えば
嫌な事があったり言われると瞼が動く人がいたとします。
注意深い人であれば「嫌なんだな」と終わるかもしれません。ですが予測の人は記憶力が並ではありません。瞼の動きの違いや嫌な事の微妙な違い、他の部位の動きや発言のトーンや雰囲気を記憶しています。それらの記憶の部品をつなぎ合わせ結果を予測し映像として想像します。
この予測の精度が常人にくらべ圧倒的に高く、さらに無意識に行ってる。常人からみたら超能力にみえる。それが「予測」という「未来視」の力です。
☆測定
「測定」は「望む未来を視る(登場人物の右目)」と「その未来へ至るために今すべきことを視る(同左目)」と説明されてます。
こちらの方が超能力ぽく聞こえますね。ただこれは「右目が望む未来を…」と表現するからであって、現実の成功者エピソードを読み聞きすると成功譚としてよく見かけるのでは無いでしょうか?
例えばアラン・ケイの暫定ダイナブックや、アラン・ケイに触れたビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズとかね。ビジネスの話ではなくても、アスリートが言う「成功をイメージする」というのも同様かと思います。この場合は「成功をイメージする」という言葉が先行してしまい「その未来へ至るために今すべきことを視る(考える)」の話が忘れがちな印象があります。
ここまで読んで何か気づきましたか?TOCfEやTOC思考プロセス(TOC-TP)を学んだことがある人は気づいたと思います(てゆーか信じたい)。「予測」はブランチ(TOC-TPのFRT/NBr)、「測定」はアンビシャスターゲットツリー(TOC-TPのPRT)の話なんです(TrTはどっちなんだろ??)。「未来視」を持つ人や偉人が無意識に身につけている力を常人にも使えるように高見から引きずり下ろすのがこれらのツールなんです。
常人には彼らほどの精度は難しいと思います。難しいから常人なんですしね。でもツール化したことで、他者の知恵/知見を借りやすくなっているんですよ。自分の記憶に他者の記憶を加え、自分が視たい未来と未来のために必要な事を他者からフィードバックをもらうことでより明確にする。三人寄れば文殊の知恵ってやつです。常人なら常人らしく常人の力で高見の
さてさて「未来福音」にはそれぞれの「未来視」持ちが出てくるように、「予測」的に考えることが得意な人、「測定」的に考えることが得意な人がいると思います。この記事を読んでいるあなたはどちらが得意ですか?もちろんどっちもできると言う人もいるでしょうし、どっちも苦手という人もいると思います。
さらに言うと、仕事/学校では「測定」的に考えることができるけど、家庭では「測定」的に考えることができない、なんて人もいると思います。人は場面によって得意なことや性格が変わるんです。もちろん変わらないこともありますよ。どんな場面で何が得意で不得意なのかを踏まえ、得意の伸ばし不得意を補って、魔法や超能力のようなものを、常人でもできる単なる技法として身につけてみませんか?
最後に
最後まで読んで頂いてありがとうございます。とりあえず書きたいことを書いてみました。「未来福音」を読んだときからどこかで言いたいなと思っていたことがやっと公開できました。「何書いてんの」と思う方もいるとは思いますが、うるせー、私は書きたいことを書くんだよ!!です。
また、こんな感じで趣味趣向を交えた記事が書けたらいいなと思います。
恒例の告知
偉人超人の素晴らしい話では無く、常人の常人による常人のためのTOCfE発表会が次の週末12月19日(土)に、非日常的な場所で開催されます。
偉人超人の素晴らしい話はどこでも聞けるし読めますよね。あえて常人たちの話を聞いてみませんか?
【東京開催】日常系非日常TOCfE ~日常の中でちょこっとやってみたこと言う会~
あなたの参加をお待ちしてます。
次回予告
明日の TOCfE Advent Calendar 2015 14日目は、
アンビシャスターゲットツリーを描いて実践したリアルなお話。
追伸: 私は鮮花派です。未来福音での浅上藤乃も好きです。
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プロフィール
HN:
あまめちかっぽ(大和)
性別:
男性
職業:
IT業界ぽい
自己紹介:
BIとか管理会計とか連結決算とかのシステム関連をやってる(た)、CSMで底辺IT技術者でリーダー塾3期生で甲種危険物取扱者で塗装屋の(略)で祭人で妖精帝國臣民で…あとなんだっけ?
天然でも電波でもないナニか,大自然の驚異とのハーフ,晒し者とか言われてた。最近はメイド。
天然でも電波でもないナニか,大自然の驚異とのハーフ,晒し者とか言われてた。最近はメイド。
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