二日目の本番

二日目の記事を待っていた方、遅くなってごめんなさい

事後の作業が忙しかったのもあるけど

書けなかったんです

頭の中がぐしゃぐしゃで・・・

雨・・・

朝、着付けをしてもらいながら

お山に登れなかったら来年も梶取やる事になるし、予行練習だ(笑

などと雑談


屋台に乗るまでの間

絶対にお山に上げてみせますから！！

と声をかけられられ

町会長や行事長は

何がなんでも行く

最悪でもお山の下までは行く

と！！


そして、小雨の降る中を屋台は出発する

段々と強くなる雨

屋台にビニールカバーがかけられ、順路の短縮が通達される

どうしようもなく悔しい

本当に涙が出てきた

綱を引く、曳き子に向けて叫びかける

雨に負けるな！絶対に行くぞ！！

屋台関係者が集う大会食

誰が雨男だ？と冗談が飛び交う

そんな中、町会長、行事長が挨拶で断言する

絶対に行く！！

と


大雨の降る中、夜の部が始まる

雨に濡れながら提灯を振る梶取

雨の中来てくれた見物客へ向けて、一人ひとりの顔を見て、提灯を振りかけ、声をかける

昨日来られなかった親戚も沿道に

動く屋台際に呼びつけ握手する

神社行列の前を通る時、いつも行列警備をやっている仲間の歓声に答える


とある交差点

屋上から観覧している人に

雨に負けねーぞ！！

と叫ぶと

雨やんだーーーっ！！

と返しが

屋台が向きを変え、交差点を抜けたところで止まる

ビニールシートが外された

開ける視界

嵐のような歓声

行ける！！

テンションが上がり全力で歓声に答える梶取四人

屋台が動き出したとき、母親と妹の姿が見える

側に呼びつけ握手をし

行ってきます

行ってらっしゃい

がんばれ！

泣いた、本気で泣いた


幸せになれ、ありがとう、さまざまな想いが混ざり合い、どんな想いかもわからない

そんな想いを人々にぶつけながらお山へと向かう


お山のふもと

父にあう

手を握り、涙とともに

行ってきます

行ってこい

坂

申し合わせの通り、タイミングを合わせ、綺麗に、格好よく見えるように、全力で振る

花火とともに坂の上全体が見えたとき

声が出なかった

出しているのに出なかった

泣いたら出ない

必死にこらえ叫ぶ

ほぉぉぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃ！！

弟

お山の指定位置についたとき、やっとあえた

屋台の上から手を取る

よく来た

ここでも・・・


そして、収蔵庫に屋台が収まったとき・・・


悔しくて

嬉しくて

理由もわからなくて

何度も泣いた一日

観てもらいたい人はまだいっぱいいた

観てもらいたくて思い切ったこともあった

でも最高だった

文字の通りに最高だった

だから、一生に一度しか乗ってはいけないんだ