さくら散るころに

知り合いの卒業公演を観てまいりました。
声優科の学生さん達の舞台劇です。

物語は太平洋戦争末期の学徒動員により工場で働く女学生の物語。
現代の病院に入院する老婆が看護士に思い出話を語る、現代と過去を行き来する流れでした。

演技どうのは疎いので何も言えませんが、時代考証が甘いなぁと・・・。
少尉は特攻には行かないだろとか。
爆撃時に銃撃はないだろ(日本の戦闘機は接近戦において最強クラスなので、迎撃されない高高度からの攻撃。故に銃撃はあり得ない)とか。
大和は極秘で建造されたのだから、撃沈云々以前に市民が存在を知っているはずがないとか。
色々とw

ああ、暗転が多すぎたかな。
物語上テンポを良くする必要はないけど、間延びした感がある。

素人のツッコミは置いておくとして。
以前、学園祭に行ったときにみた寸劇に比べて、みんな板についてきたと思う。
これから仕事としてやっていこうと言うのだから、そうでないと困るわけだけどね。

最後の舞台挨拶。
学生生活最後のステージに皆涙を浮かべてる姿を見て、私がここにいて良いものかと。
かなり、軽い気持ちで見に来ていた手前、罪悪感が・・・。
彼らの晴れ舞台だったんだよね。

戦争はしてないけど、大変な時代に旅立つ彼らに幸あれ。